静電気発生原因


静電気発生原因についての説明

静電気発生の原因は1つではありません。



まず静電気は動かない物質には発生しません。


物が動く事により物体同士が摩擦し、時には空気との摩擦などで電子の電気的極性が一方に片寄ってしまい帯電してしまうこともあります(電子の電気的極性が一方に片寄ることを静電気状態にあるといいます)。


人は歩いているだけ、動くだけでいたるところが摩擦していますので帯電しています。


また、物質によって極性も異なります。このように2つの物をこすり合わせると静電気が発生します(摩擦帯電)。これが静電気のもっとも基本的な発生原因です。

電気を通しやすい金属
たとえば、塩化ビニールやポリエチレンなどはマイナス帯電し、私たち人間はプラス帯電します。


これは、この物体を構成する物質の帯電極性によるものです。


ナイロンとテフロンを擦りあわせたとき、ナイロンはプラスに帯電し、テフロンはマイナスに帯電します。また、帯電量がどのくらいかも摩擦させる物質によって異なるのです。


金属のような電気を通しやすい物どおしでは、摩擦しても電気は通りぬけていきますし、アース(接地)することで電気をなくすこともできます。


しかしプラスチックのような電気を通さない物に発生した静電気はそのほとんどが元の物体に残って蓄積されていきます。


摩擦のほかにも剥離(物が離れるときに起こる)、物体が変形、破壊するなどが静電気発生の原因です。


 静電気発生の主な原因



人間は生活しているだけで静電気が発生してしまう
歩いたり動くだけで体と衣服は常にこすり合っています(摩擦帯電)。

椅子から立ち上がるだけでも、体と衣服はこすり合います(摩擦帯電)。

掃除機をかける時、床をこすり上げるだけでなく体と衣服はこすり合います(摩擦帯電)。

重ね着した衣服を脱ぐ時にも、衣類どうしを引き離して摩擦をおこしています(剥離帯電) 。


これらのような原因で静電気は発生しますので、1回ビリッ、バチッと放電したからといっても、静電気はまたすぐに人の体に帯電してしまいます。


 静電気発生は食生活が原因?



摩擦や剥離も静電気発生の大きな原因ですが、近年増えてきているのが血液などの体内の酸性化です。


欧米化した食生活、ストレス社会、不規則な生活などで、本来は弱アルカリ性でなければならない体内が、現代人は酸性に片寄ってきているんです。


こうした事も静電気発生の大きな原因の1つといわれ、静電気が起こりやすい、たまりやすい体質の人が増えた原因といわれています。


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